
100m 10秒2-11秒0
800m 1分51秒-1分55秒
これはアメリカの高校生向けの、大学運動部へ入る方法、さらに奨学金獲得を目指すためのノウハウを書いた Sports Scholarships insider's Guide スポーツスカラシップインサイダーズガイドdexという、ディオン・ウィーラー(Dion Wheeler)という人が書いた本の中で記されたものです。
ずばり何を表すかというと、
この本では、NCAAのディビジョンI=1部で、奨学金がもらえるレベルの記録として、100m 10秒2-11秒0、800m 1分51秒-1分55秒 など各競技の記録を示しています。
100m 10秒2というとさすがに、まずいないですが、11秒0だと、かなりの人が相当するのではないでしょうか。また800m 1分55秒も県大会上位レベルの少なくない選手が該当するはずです。
| 男子 | 女子 | ||
| 100m 10.2-11.0 | 棒高跳 4m57 | 100m 12.0-13.0 | 棒高跳 3m17 |
| 200m 20.5-22.5 | 走り高跳 2m03 | 200m 23.5-24.7 | 走り幅跳 1m72 |
| 400m 44.5-49.0 | 砲丸投 15m84 | 400m 52.0-57.2 | 砲丸投 11m27 |
| 800m 1:51-1:55 | 800m 1:58-2:03 | ||
注意とお願い:以上は上記書籍による、奨学金基準目安です。入部決定は受入先が最終判断し、受入先事情等により変わります。上記記録を持つことが、入部が自動的に完全保証されるわけではありませんのでご了承下さい。
実は、私も、高校時代は陸上をやっていて、800mでは1分53秒で走っていました。
その後、アメリカで2回同じようなことをいわれました。
「アメリカの陸上部で十分やれる」と。
1回目は、留学したときに、大学陸上部短距離のアメリカ人に。2回目は、その何年もあと、アメリカの会社に勤めていたときの、同僚に。 2回目の彼の場合は陸上部出身でも、私と同じ専門の中距離ランナー、しかも、NCAAディビジョンIの有名な大学で頑張っていた選手でした。
「お前のタイムなら奨学金もいけたのに、自費なんてもったいない」と言われたときは、お世辞だと思いました。
しかし、年月がたち、スポーツ留学の仕事をする上で、アメリカの高校生向けの書物をいろいろ読みあさり、情報を仕入れていたところ、今回の本に出会いました。
日本のインターハイレベル、場合によっては県上位レベルでもアメリカで十分にやっていける可能性があることがわかりました。スポーツスカラシップインサイダーズガイドによれば、プレイできるだけでなく、さらに、奨学金を受けられる可能性もあるというのです。
アメリカはスポーツが盛んな国です。その分、層がものすごく厚いのです。トップはもちろん、すごいレベルですが、その下にも大きく門戸は広がっており、大きな機会が広がっています。そうやって、高校まで芽が出なかった人でも、そこから伸びていく、そういう機会、可能性がある世界なのです。
もちろん、誰もが、伸びるわけではありません。
でも、一番確実にいえるのは、競技をしなければ、それ以上は伸びないということです。
挑戦してみなければ、自分がやれるかどうかはわかりません。
「どうせこれは陸上の話だろう」
そう言われる方もいるかもしれません。
しかし、みなさんですら、これを読む前には、アメリカ人と日本人では体力的に能力的に圧倒的に差があると思っていませんでしたか?
陸上はある意味もっとも単純に体力、運動能力を競うスポーツです。
そこでも、実は意外とマッチアップできるのです。
対等に戦えるのです。
ましてや、こまかい技術や、反復により鍛えられる基礎、駆け引きなどの必要な球技では、よりチャンスがあるのではないでしょうか
これまで部活動で頑張っている人にとってはアメリカは実は、意外と近い世界なのです。
実際、日本人ほど練習している高校生はいないですから。
はじめからあきらめてしまうと、何も進みません。限界の壁をはずしてみてください。一度はずせば、そこには、可能性が無限に広がります。得てして限界は自分が勝手に決めてしまうことが良くあります。これはなんでもそうです。
そこからはじめてみてください。